この世界が穢い。
ぼくの身体や心は、もっと穢い。
穢い心で穢いものを見ていると、気分が落ち込むと同時に、
思い切り復讐してやりたくなる。
味方はあんまり多くないけど、そういう問題じゃない。
人を殺したい時は思い切り卑怯に。
それもぼくの一部分ではあるから、しょうがないな。
君に宛てた手紙。
他愛もないお喋り。
そんな何もかもが、ずっと好きだった。
好きな音楽をかければ、そんな世界も一変する。
自分から穢くなりに行く欲望だってあるのかな。
タナトス。
そんなところしか育っていないぼくが、愛を歌おうだなんて笑っちゃうね。
嫌なもの、穢いものを削除しても、
この世界やぼくが、綺麗になるわけじゃない。
そんなことはわかってるんだよ。
欲しいものは、そんな嫌なものや穢いものも包み込んでくれる、大きな愛。
なのかな。
だといいな。
ぼくがこの世界を好きになれれば、それは相当に大きなぼくの変化だよ?
君には関係の無いことかもしれないけれど、
いつか、見て欲しいんだ。
好きな絵本について話した、
病院近くの小さな図書館。
あっという間に時間がすぎた、というよりも、
時間なんてものを、忘れていられた。
ぼくはまだ生きているけど、どうしてだろうね。
君を好きだっていうことは、ぼくを好きだっていうこと、世界を好きだっていうことだもんね。
やっと生きてるだけだけど、
穢いことはひとつも変わらないけれど、
身体はまだ動くから、まだできることもきっとあると思う。
誰かそんな気分になったことのある人。
どうぞよろしく。
長い付き合いになりそうだけど、ごめんね、
好きだよ。
コメント